糖質と油の選択


糖質と油の選択について質問を頂いたので、お答えします。

 

腸内細菌はからだの健康を左右するカギです。

糖質は腸内細菌の餌となるため、糖質はからだの主要な栄養源といえます。

なので、糖質制限は一見早く効果的に見えても、からだにとってはかなり危険です。

しかし、糖質といって甘いもの(単糖類や二糖類)をそのまま摂取すればいいのではありません。

 

単糖類…果物、はちみつ、

二糖類…黒糖、牛乳、麦芽糖

 

甘いもの(単糖類や二糖類)はからだにとって即エネルギーとなりますが欠点があります。

・エネルギーの持続力が短い→すぐにまた続けて摂取しなければならなくなる

・発がん物質をつくり出す

・GI値が高いので血糖値が上昇し乱降下する

・単糖類や二糖類(甘いもの)は小腸上部までに吸収され腸内細菌の栄養にならない

 

ガン検査をする際のPET検査は、ガン細胞がブドウ糖を取り込む性質を利用してブドウ糖を投与して集まってきたガン細胞を発見するという仕組みである通り、糖類(甘いもの)はガンの原因といえます。

 

さらに、肉や乳製品などの動物性食品は腸内細菌の栄養にならないのです。(特に日本人)

 

では、どんな糖質を選択すれば良いのか?

多糖類…いも類、豆類、穀類、を積極的に摂る。

多糖類を選択するにしても、未精製の物が良い。

玄米、じゃがいも、さつまいも、大豆、雑穀などです。

 

水溶性の食物繊維は、腸内細菌の栄養源になり大腸までしっかり届く。

不溶性の食物繊維は、糖の吸収を遅くして便のかさを増し腸を刺激するので腸に良く作用する。

 

だから、日本人には玄米菜食が最も適しているのです。

 

 

次は、油の選択についてです。

 

絶対に摂らないのは、不飽和脂肪酸の中のトランス脂肪酸です。

主にマーガリン、ショートニング、アイス、スナック菓子…

 

飽和脂肪酸は動物性食品やパーム油など常温で固体になるものでこれらは摂らない。

 

一価不飽和脂肪酸は菜種油やオリーブオイルで加熱料理に少量使う。

 

多価不飽和脂肪酸のオメガ3は積極的に摂ると良い。オメガ6はできるだけ摂らない。

 

なので、普段の料理には菜種油、ごま油、オリーブオイルを使用します。

オメガ3を摂取するには、新鮮な青魚を少量食べること時々えごま油などを活用して摂取しても良いでしょう。

えごま油は熱に弱いので、サラダにかけるなど非加熱で調理します。

また、良質なオメガ3の油は私たちのからだの脂(主に脳)に溜まっている悪質な脂や薬のデトックス効果もあると言われてるそうです。

魚油はアレルギーを引き起こしやすいヒスタミンを含み、酸化しやすいため推奨しません。

 

また、積極的にオメガ3を摂るといってますがそれもバランスなので、できるだけ油ものは食べないというのが何より一番です。

 

 

以上の糖質と油の選択をまとめると、日本人は和食を食べるのが一番というのが改めて分かりますよね。


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コメント: 1
  • #1

    未佳 (火曜日, 07 5月 2019 14:32)

    和食最強ですね^^
    オリーブオイルありがとうございました!
    美味しかったです!